議会選挙速報

市議会議員選挙・市長選挙、また町議会議員選挙などの地方選挙の開票速報・開票結果及び立候補者の情勢をお知らせするブログです。

選挙情勢・開票速報・開票結果と地方選挙の実施

選挙の開票速報・開票結果、また、投票期日前の選挙戦情勢は、選挙で投票した有権者にには『速報』によってより早く知りたい情報です。選挙情勢は告示日以前にも及ぶ速報需要です。期日前投票はより高い投票率実現の為に実施され、その経過や結果も注目され、にはよりスピード性が求められる議会選挙の速報です。

 選挙情勢・開票速報・開票結果と地方選挙の実施

選挙に貴重な一票を投じる有権者の選挙への関心は、投票前の選挙戦の情勢から開票速報、そして、開票結果と、時系列の中で発生します。

選挙への投票に参加した有権者にとって、一票を投じた候補者の当選・落選は一刻も早く知りたい関心事であることは言うまでもありません。

さて、選挙の当選落選については、基本的に、投開票終了後の集票が終わった段階で明らかになり、有権者に供されます。しかし、遥かにそれ以前の様々な選挙戦の情勢も、当選・落選を予想する上で、より早く速報で知りたい情報と言えます。

投票前の選挙戦の情勢とは具体的には、候補者の支持層の状況や期日前投票の投票数や投票率です。開票速報は、投票終了後の全票開票に至るまでの、時間ごとの開票結果の公表です。そして、開票結果は、開票が完了した段階での当選・落選の最終結果となります。

ところで現実には、告示日より遥か以前より選挙情勢には動きがあって、注目対象となっています。ここでは、よりスピーディーな速報という観点から、新聞各社やマスコミ配信する選挙情報サイトなどもご紹介しています。

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スピード性が求められる選挙速報・開票結果の配信と公表

有権者の選挙への関心対象となる 投票前の選挙戦の情勢・開票速報・開票結果について、その配信や公表がいかに早く行われるかという問題は重大事項です。

期日前投票や開票速報・開票結果については、選挙を実施する地方自治体の選挙管理委員会が掌握する情報です。これは、自治体のサイトにて告知されます。

告示前からの選挙情勢の予想等については、大手・地方新聞各社や選挙のポータルサイト運営会社が、組織を通じて情報を入手し、公表しています。さらに、新聞各社等では、地方自治体の選挙結果情報を入手して、自治体が公表する前に情報発信をするケースも珍しくありません。

ただ残念なことに、これらによる選挙速報・開票結果の『速報度(スピード)』は、選挙を実施する地方自治体により様々です。

同じ市議会議員選挙でも、政令指定都市のように大規模な場合、マスコミ報道も大々的で、より緻密により早く報道がなされます。時に、告示前の市議選情報も配信します。また、当該選挙管理委員会による告知・公表も時間刻みに早く、自治体サイトでも早期に公表がなされます。

これに対して、中核市にも満たない町議会を持つ『町』よりも小規模な『市』では、世の関心の規模も小さく、マスコミ・新聞社の動きも鈍くなります。自治体サイトでも、かなり後になって、選挙が忘れられた頃に「過去の選挙結果」として資料が開示されたりします。

選挙速報・開票結果の『速報度(スピード)』は、市町村の規模・大きさにより様々であるということです。

市町村の規模は概ね、そこの『人口(じんこう)』によって推し量ることが出来ます。

2019年10月1日現在、日本全国には【1741の市町村】が存在します。以下の『市町村別人口一覧表』はその抜粋となりますが、同じ地方自治体といっても、その規模の違いが歴然であることがわかります。

市町村別人口一覧表(2019年10月1日現在)

順位 県・郡 市町村 人口(人)
1 神奈川県 横浜市 3,748,781
2 大阪府 大阪市 2,740,202
3 愛知県 名古屋市 2,327,557
4 北海道 札幌市 1,970,057
5 福岡県 福岡市 1,592,657
6 神奈川県 川崎市 1,530,457
7 兵庫県 神戸市 1,522,944
8 京都府 京都市 1,466,264
9 埼玉県 さいたま市 1,307,931
10 広島県 広島市 1,199,359
11 宮城県 仙台市 1,090,263
12 千葉県 千葉市 980,203
13 福岡県 北九州市 940,141
14 東京都 世田谷区 938,205
15 大阪府 堺市 827,971
順位 県・郡 市町村 人口(人)
800 佐賀県 鹿島市 28,206
801 福岡県 遠賀郡 水巻町 28,002
802 岩手県 紫波郡 矢巾町 27,998
803 大分県 速見郡 日出町 27,947
804 茨城県 高萩市 27,863
805 福岡県 うきは市 27,821
806 茨城県 潮来市 27,807
807 広島県 安芸高田市 27,777
808 神奈川県 中郡 二宮町 27,744
809 北海道 名寄市 27,695
810 鹿児島県 いちき串木野市 27,644
811 北海道 亀田郡 七飯町 27,590
812 福井県 あわら市 27,577
813 奈良県 生駒郡 斑鳩町 27,424
814 和歌山県 新宮市 27,214
815 香川県 木田郡 三木町 27,207
順位 県・郡 市町村 人口(人)
1700 宮崎県 児湯郡 西米良村 1,013
1701 山梨県 南巨摩郡 早川町 995
1702 長野県 下伊那郡 大鹿村 961
1703 熊本県 球磨郡 五木村 936
1704 長野県 南佐久郡 南相木村 934
1705 北海道 古宇郡 神恵内村 918
1706 沖縄県 島尻郡 座間味村 889
1707 長野県 下伊那郡 根羽村 863
1708 岡山県 真庭郡 新庄村 815
1709 北海道 中川郡 音威子府村 775
1710 奈良県 吉野郡 下北山村 774
1711 鹿児島県 鹿児島郡 十島村 761
1712 沖縄県 島尻郡 渡嘉敷村 754
1713 高知県 安芸郡 馬路村 750
1714 長野県 南佐久郡 北相木村 744
1715 長野県 木曽郡 王滝村 738

選挙情報に需要が生まれるのは告示日以降が一般的

投票した選挙の行方に対する関心は、開票結果が確定した段階が終着点となりますが、投票日前(期日前)の選挙情勢や期日前投票及び開票経過の速報にも高い需要があります。

選挙実施の各段階における選挙情報の速報こそ、選挙への関心需要の対象となります。

さて、速報を希求する関心が発生するのは「いつ」なのでしょうか。

それは、告示日に於ける立候補者の届出人数が議会定数を上まわることが判明した段階です。これによって、選挙の実施が決まり、選挙戦に突入し、優位・劣勢の選挙情勢が発生することになります。

立候補者の届出人数が議会定数と同数以下の場合、選挙は行われず、有権者の当落への関心も生まれることはありません。

告示前の段階で選挙情報の速報に関心需要のある人たち

選挙への関心は告示以降に発生するというのは、多くの一般人のケースです。これに対して、告示日よりも遥か前に、選挙への強い関心の下、立候補予定者を支援する人たちが存在します。いわゆる、政党の党員など、支持母体・支持層となる人々です。

組織票の母体となる団体・組織の支持層にとっては、告示後の選挙運動とは別に、政治活動と称して、立候補予定者を強力に支援する活動に従事しているのが現実であり、告示の段階では既に、選挙情勢の優位・劣勢が見えているというケースも少なくありません。

支援団体支持層による支援活動は、告示前の3ヶ月から半年以上も前に開始されるケースもあります。

支援団体支持層にとって、支援活動(政治活動)の成果を現実のものとして最初に実感できるのが、期日前投票の経過状況です。また、投票期日の勝利をより優位なものとするために、無難な形で期日前投票の推進を図ります。

期日前投票の推進はより良い選挙結果を生むために必須

選挙の支持者にとっては、投票した立候補者が当選するかどうかという問題こそが最大の関心事です。しかし、その観点を離れ、実施される地方選挙そのものを俯瞰(ふかん)してみたいと思います。

より良い選挙・選挙結果とはいかなるものか、ということに思いをいたすならば、それは、一人でも多くの有権者が投票に参加する選挙であるということが言えます。

当該地方(地域)住民ご自身のための選挙です。より多くの投票者があればあるほど、民意が反映されたより良い選挙・選挙結果と言えるでしょう。

当該地域の有権者数に対する有効な投票数の割合を『投票率』といいます。

そしてこの投票率ですが、18歳選挙権が行使されて以降も、全国的に投票率の向上が見られないどころか、低迷が続いている現状です(2020年1月現在)。

以下は、全国47都道府県の投票率のランキングです。
※ 出典:都道府県議選の投票率:2013年

順位 都道府県 投票率 順位 都道府県 投票率
1 島根県 69.00% 25 静岡県 51.50%
2 秋田県 61.20% 26 青森県 51.20%
3 岩手県 60.60% 27 岡山県 50.20%
3 鳥取県 60.60% 28 香川県 50.00%
5 福井県 60.40% 29 愛媛県 49.70%
6 佐賀県 60.20% 29 滋賀県 49.70%
7 北海道 58.90% 31 群馬県 49.10%
8 大分県 58.40% 32 宮崎県 49.00%
9 長崎県 57.90% 32 茨城県 49.00%
10 山形県 57.60% 34 広島県 47.50%
11 富山県 57.50% 34 福島県 47.50%
12 三重県 57.10% 36 大阪府 46.50%
13 石川県 56.70% 37 栃木県 46.30%
14 山梨県 55.80% 38 岐阜県 45.70%
15 長野県 54.20% 38 神奈川県 45.70%
16 奈良県 53.50% 40 京都府 44.50%
17 鹿児島県 53.20% 41 東京都 43.50%
18 徳島県 52.90% 42 福岡県 43.10%
18 新潟県 52.90% 43 愛知県 42.00%
20 高知県 52.70% 44 宮城県 41.70%
20 和歌山県 52.70% 45 兵庫県 41.40%
22 沖縄県 52.50% 46 千葉県 40.00%
23 熊本県 52.40% 47 埼玉県 39.50%
24 山口県 51.70% ーー 全国平均 51.60%

上記は都道府県レベルでの集計結果で、最高が島根県の「69.00%」で最低が埼玉県の「39.50%」ですが、市町村レベルになると、実質的な投票率が100%の村や30%を下回る都市が存在します。

つまり、理想的な民意反映の選挙結果である地方自治体もあれば、3人に1人の民意しか反映されないとこもあるのです・・。

ですが、この投票率向上に寄与する『期日前投票』という制度が存在します。投票期日(投票日)に投票所に足を運べない事由のある人が、告示日の翌日から投票日の前日までの間、前もっての投票が出来るというものです。

高齢化が進む現在、高齢者の負担を軽減すべく、自動車による、「出張期日前投票所」を設ける地方自治体も存在します。こういった施策は、今後ともさらに普及されるべきものです。

地方選挙の開票速報・開票結果・選挙情勢 まとめ

全国の地方選挙は以下の種類に分類されます。そしてさらに、「補欠選挙」・「再選挙」が実施されることがあります。

  1. 市議会議員選挙
  2. 市長選挙
  3. 町議会議員選挙
  4. 町長選挙
  5. 村議会議員選挙
  6. 村長選挙
  7. 区議会議員選挙
  8. 区長選挙
  9. 都道県議会議員選挙
  10. 都道府県知事選挙

これら地方選挙の選挙情勢や当開票結果に関する速報を配信するメディアや新聞社等報道機関の主なものには次のようなところがあります。

地方選挙の中でも統一地方選挙や沖縄統一選挙に詳しいのは『NHK選挙WEB』です。衆議院総選挙や参議院議員選挙も同様です。

NHK選挙WEB(選挙のポータルサイト)

告示届出状況や選挙結果の速報に関しては、時に新聞各社や自治体サイトの選挙ページよりも速報性で優位に立っているのが『選挙ドットコム』です。

選挙ドットコム|日本最大の選挙・政治情報サイト

選挙情報の網羅性に関してピカイチなのが『政治山』です。しかしながら、速報性に関しては「選挙ドットコム」の方が優位に立つケースが見られます。

政治・選挙プラットフォーム【政治山】

党首・立花孝志氏が率いる「NHKから国民を守る党」を熱烈に支援するサイトに『NHKに受信料を支払いたくない富山県民』があります。N国が立候補者を擁立する地方選挙の速報性に優れたサイトです。

堀孝童 堀こうどう NHKに受信料を支払いたくない富山県民

投票前の選挙情勢から開票結果に至るまでの情報をより『速報』で得ようとする場合には、これらのサイトや地方紙(新聞社)のサイトが役にたちます。

その他一般サイト:議会議員選挙等開票速報・開票結果・立候補者の情勢